焼肉・精肉業を営む両親の元に生まれ、肉を生業としていた家庭で育ちました。大学卒業後、その道を辿ってみるものの、次第に業界では当たり前とされる
慣習や環境に違和感を覚えていくようになりました。その中で、市井に溢れる、大きな食品工場で大きく高価な機械設備を操り多くの人員を動員して出来上がった商品は、本当においしいと言えるものなのか。
「おいしいものをもっとおいしく食べる。」価格競争やスケールメリットではなく、一見非効率ながらも、原料の選定や製法を吟味して、人の手を介してきちんと作る。防腐剤や増量剤を一切使わない伝統の製法でひとつひとつ丁寧に作ること。その過程を経ることでこそ付けられる付加価値があるのではないか。
そんな思いを原点に、茨城県守谷市のハンス・ホールベックにて
ドイツ食肉マイスターである、小島豊氏に師事し修めた製法と、隣接する焼肉ニューソウルとの相乗効果を以て、地域に根付きながら新たな価値の創造と提案を行いたいと考えています。